ワークサポート杉並 公益財団法人 杉並区障害者雇用支援事業
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【日中の相談時間】
午前9時〜午後5時(月〜金)
【木曜の夜間相談時間】
午後5時〜午後7時
【土曜相談】
毎月第2土曜日 午前9時〜午後4時
※2024年4月より実施
※来所相談の場合は、事前にご予約の連絡をお願いいたします。
E-mail:
w.s.s@sugi-jigyodan.or.jp
今回は、2018年3月に(株)世田谷サービス公社(注)に採用されて、2019年4月現在、同公社が受託している公共施設で清掃作業に従事している額田さん(男性・28才)の特集です。
額田さんは、21才のときに主治医の勧めで精神保健福祉手帳を取得し、いろいろなアルバイト等の経験を経て、この職場で初めて障害をオープンにして働いています。

それでは、公社担当者の方々のご協力もいただいて、ご本人と職場の双方から就労面・生活面などのお話をうかがっていきます。

(注)世田谷サービス公社は、世田谷区の第三セクターとして設立された会社です。施設維持管理事業の従事者として障害者雇用により経済的自立を支援するとともに、地域社会の発展と区民福祉の向上に取り組んでいます。(従業員数894名 障害のある職員数103名/2019年4月1日現在)



モップ掛けの様子


額田さんはどのようなキッカケでワークサポート杉並(以下「WSS」と略します)を知ったのですか?
『WSSのホームページの特集記事(みんながんばってます)を見て、就労支援機関に興味を持ちました。それで、本当は事前に相談予約をするのはわかっていたのですが、とりあえず場所だけ確認しようと思いアポなしでWSSに訪問した際に、たまたまトイレを借りて、そのままの流れと勢いで相談を始めたのがキッカケです。』

採用が決まるまで、WSSでは具体的にどのような支援を受けたのですか?
『障害をオープンにして働くメリットや職場に求める配慮事項の意義、それから履歴書・職務経歴書の作成指導、ハローワーク求人票の吟味、模擬面接の実施、職場見学・本面接・職場実習の同行などの支援を受けました。』
『一番役に立ったのは、実践的な模擬面接でした。WSS支援者から「質問内容をよく理解してから答えるように」と的確にアドバイスしてもらったのを覚えています。』


現在の勤務形態と主な仕事の内容、職場にお伝えしている配慮事項などを教えて下さい。
『朝8時から正午まで4時間労働の週5日のパート勤務です。ローテーション制のため休日は不定期ですが、特に困ることはありません。』
『基本的な作業は施設内の各フロア清掃です。メンバー2人(障害者)とスタッフ1人の3人体制で共同作業を行いますが、会議室とトイレ清掃だけは一人作業となります。トイレ清掃は汚れが落ちると気持ちイイですね。最初は作業マニュアルを見ながらやりましたが今では無くても正確にできますよ。』
『職場にお願いした配慮事項は「指示を具体的に出してほしい」ということです。例えば、「ちゃんとやって・考えてやって・器用に動いて」という指示は抽象的でわかりにくいので、そうではなくて「通路は目印から目印まで掃除機を掛ける」とか「机はフチからフチまで雑巾で拭く」というように具体的な指示を出してもらい助かりました。』


大きな窓のガラス拭きの様子(今度はしっかりカメラ目線です)

働いてよかったと思うことは何ですか?
『規則正しい生活リズムが就労を通じてさらに整ったことと、清掃のスキルが身に付いたことですね。』


働き続けるために努力していること、心がけていることを教えて下さい。
『そうですね、3つあります。1つ目は生活面のことで主治医からのアドバイスを守っています。それは服薬・6時間睡眠・一つのことに没頭しすぎないこと(例:仕事のことを家に持ち帰らない)です。2つ目は就労面で、利用者(来館者)に自分から挨拶を行い、清掃をしっかり行って、イヤな思いをさせないことです。3つ目は何かあれば自分から主治医、親、職場の上司、WSS支援担当者に相談することです。』


WSSの職場定着支援はどんなところがよいですか?
『困ったときなどに気軽に安心して相談できるところかな・・・』


差し支えなければ休日の過ごし方や日頃のリフレッシュ方法など参考に教えてもらえますか?
『たくさんあるのですが、よいですか。マンガを描く・小説を書く・シナリオを書く・バドミントン教室に通う(週1回)・バドミントンサークルのまとめ役・映画鑑賞(特撮もの・アニメ)・音楽鑑賞(フォークソング・映画のサウンドトラック)・職場の懇親会(年に2〜3回)などです。』
たしかに、たくさんありますね・・・。没頭しすぎないでください。

今後の仕事上の目標はありますか?
『このまま無遅刻・無欠勤を続けたいですね。それと可能であれば、もう少し長い時間働いてみたいですね!!』
今日は職場のスタッフの方々が一緒に話を聞いてくれているので、よかったですね。


では今度は、公社担当者の事務局長と支援員さんにお話をうかがってみましょう。採用時の決め手をズバリ教えてもらってもよろしいですか?
『2日ほど職場実習を行ったのですが、清掃の経験があるのはわかっていたのですが、基本的な清掃スキルをもっていたのがポイントです。』
『それから本人の明るい性格のおかげで、周囲とのコミュニケーション・関係性・協調性が早くからとれていたことです。現在もムードメーカー的な存在で実際によくやってくれていて助かっています。』


スタッフの皆さんから就労継続のためにアドバイスしていることがあれば教えて下さい。
『今の健康状態、生活リズムを保って働き続けて下さい。そして、家に帰ってまで仕事のことは考えないで下さい。』

最後に、就労支援機関が行う職場定着支援のよい点があれば教えて下さい。
『本人が会社には直接言いづらい部分をしっかり聞いてくれるので、本人も会社も安心できます。そして、定着支援のために職場を訪問してくれるので、職場の状況を理解したうえで効果的な対応やアドバイスをしてくれます。』


それでは、額田さん、メンバーさん、スタッフさん、公社担当者の皆さん、お忙しいところ貴重なお話しをお聞かせいただき、本当にありがとうございました。
これからもお仕事がんばって下さい。WSS支援者一同も応援しています!!


左から、メンバーさん・額田さん・スタッフさん
(編集後記)
職場内の相談・支援体制なども充実していて、公社全体として障害のある方に働きやすい環境を日頃から整えていることがよくわかりました。
それから、2019年2月に取材で訪問した際に、清掃作業後に皆さんと一緒に楽しく会話しながら食べたピザがとても美味しかったです。また、訪問させて下さいね。

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