2023.2.28
ご利用者(登録者)・Bさんより
私は小学生の頃に発達障害の診断を受けて中学から支援級に進み、高校卒業後は障害者枠で一般企業に就職しました。伝票の入力や発送業務など事務補助の仕事を10年近く続けてきて特に問題もなかったので定年までその会社で働くものだと思っていました。
ところが、コロナ禍になり会社の業績が悪化したのか、感染者数が少ない時期でも「自宅で待機しているように」と言われて、ほとんど出勤できず給料も激減しました。私は働くことが大好きです。自分で働いて貯めたお金で友達と遊びに行ったりしたいからです。それなのに出勤できず、家の掃除や洗濯、買い物や夕食作りの手伝い中心の単調な毎日でストレスが溜まってきてイライラすることが増えてきました。
障害者地域相談支援センター・すまいるに相談すると、「仕事に関する相談はワークサポート杉並へ」と言われて、2021年11月に初めて相談に行きました。自分の状況を支援担当の方に話すと、とても親身に聴いてくれて、私のように会社に在籍していても支援が受けられるとわかり、とりあえず登録しました。でも、その時はまだ会社を辞める決心がつかないでいました。
その後も、出社制限は続き、2022年4月から本気で転職を考え始め、ワークサポート杉並に通って、履歴書や職務経歴書などの添削、面接の練習や職業評価などをしてもらいました。そして、自分で探したハローワークの障害者求人にいくつか応募しましたが、残念な結果が続きました。
転職活動を本格的に始めて5か月経った頃に、支援担当の方がある会社の職場見学に同行してくれました。コピー用紙の補充や郵便物の運搬などの業務が中心で、自分が今までしていた仕事と少し違うような気がして最初は応募を断りました。でも、支援担当の方に「長い目で見たらとても良い職場だと思うので、もう少し考えてみたらどうですか。」と言われ、それもそうだなと思い、その後、あらためて会社に応募したところ採用が決まり、とても嬉しかったです。
2023年1月から新しい会社での仕事が始まりました。最初のうちは出勤簿に戸惑ったり、仕事の手順を覚えるが大変でしたが、最近はずいぶん慣れました。今度の職場にはジョブコーチが常駐していますし、仕事のスケジュールや内容がはっきりしているので、とても働きやすいです。あの時、応募を決意して本当によかったです。
初出勤の日は支援担当の方が同行してくれました。その後も継続して職場定着の支援をしてもらっています。職場で何か困ったことがあったら、ワークサポート杉並の担当の方に相談できると思うと、とても安心です。
私は新しい職場での仕事を頑張ろうと思っています。転職の支援をしてくれて、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
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