事業団は、行政庁の公益認定を受け平成25年4月1日付で、財団法人杉並区障害者雇用支援事業団から公益財団法人杉並区障害者雇用支援事業団に移行しました。
主な事業としては、「就労移行支援事業」(10人定員)と障害者の就労支援・生活支援を一体的に提供する「区市町村障害者就労支援事業」(区受託事業)を行っています。これらの事業の充実とともに、福祉施設や関係機関、企業と連携して地域全体の就労支援力の一層の向上に取り組んでおります。
ところで、近年、杉並区でも精神障害、発達障害の方からの相談と就職後の定着支援対象者が年々累増したこと等により、効果的かつ効率的な支援体制のあり方が問われています。
これらの課題に対処していくうえで、次の3つに力を入れて事業を進めていく必要があると考えています。
一つは、障害者一人ひとりの置かれた状況やニーズの把握、雇用情勢の動向や企業における働き方の変化などを的確に把握するように努めることです。二つ目は、担当スタッフの一層のスキルアップを図り、職場と本人のマッチングをていねいに行うことで安定した障害者の雇用を目指すことです。そして三つ目に、雇用後の職場訪問や就職した障害者が交流する場等を通して、本人や企業の方とのより良いコミュニケーションをとっていくことです。これら3つの項目を実践することで、障害者雇用を推進してまいります。
事業団は、これからも地域における障害者就労支援の中心的機関としての役割を発揮し、期待に応えていけるよう職員一同取り組んでいきますので、ご支援ご協力をお願い申し上げます。 |